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世界中のメゾンから愛されるフランス生まれのマリア・ケントの自由な感性のルーツ
2023.02.15


PEOPLE WITH ESSENCE OF ELEGANCE PEOPLE WITH ESSENCE OF ELEGANCE
MALHIA KENT

知らないからこそ開くことのできる扉があり、
広がる世界がある。

カラフルでプレイフル。
世界中のメゾンから愛されるフランス生まれの『MALHIA KENT』は、
ツイードというテキスタイルの新しい価値観を創造。
ときに、鳥の羽やビニールテープ、リボンに造花まで織り込んでしまう、
テキスタイルの詩人とも賞される自由な感性のルーツは、
1958年のパリに遡ります。
カラフルでプレイフル。
世界中のメゾンから愛されるフランス生まれの『MALHIA KENT』は、
ツイードというテキスタイルの
新しい価値観を創造。
ときに、鳥の羽やビニールテープ、
リボンに造花まで織り込んでしまう、
テキスタイルの詩人とも賞される
自由な感性のルーツは、
1958年のパリに遡ります。

法律の勉強からの現実逃避が『MALHIA KENT』の始まり

当時、創設者のマリア・ケントは20歳。
父親の想いを汲んで法律を学ぶ学生でした。
彼女は、織り物を始めたばかりの友人に誘われ訪れたアンティークショップで、
何の計画もなく衝動的に、手織りの織り機を購入。
その理由を“法律の勉強を抜け出すためなら、
何でも構わなかった”と著書で語っています。
とはいえ、幼い頃は着せ替え人形でよく遊び、
大人になってからは自分だけの服を作ることが楽しみという
ファッションが大好きだったマリア・ケント。
法律の勉強からの“楽しい現実逃避”として、未知なる織り機と向き合うことに。
法律の勉強からの現実逃避が
『MALHIA KENT』の始まり


当時、創設者のマリア・ケントは20歳。
父親の想いを汲んで法律を学ぶ学生でした。
彼女は、織り物を始めたばかりの友人に誘われ訪れたアンティークショップで、
何の計画もなく衝動的に、
手織りの織り機を購入。
その理由を“法律の勉強を抜け出すためなら、
何でも構わなかった”と著書で語っています。
とはいえ、幼い頃は着せ替え人形でよく遊び、
大人になってからは
自分だけの服を作ることが楽しみという
ファッションが大好きだったマリア・ケント。
法律の勉強からの“楽しい現実逃避”として、
未知なる織り機と向き合うことに。

未経験で無知が「最高の武器」に

織り機を購入したアンティークショップの主人から教わったのは
「この糸はこの方向に掛け、別の糸はこの方向に掛ける。
あとは交差させるだけ」という最低限の操作方法。
それ以上のことを学ぶ術はなく、未経験で知識も皆無。
彼女が唯一持っていたのは、ユニークな想像力とハートの強さ。
小さな部屋に対して大きすぎる織り機と向き合い、
先入観に捉われることなく、閃きのままに手を動かし、
生地作りをスタート。

どんなオーダーにも「いいえ」と言わなかった

織り上がった作品を、いきなりパリのトップメゾンへと持ち込んだマリア・ケント。
無謀とも思われる挑戦ながら、その稀な才能を見出され狭き門を見事に通過。
次々と出される難解なオーダーにも決して「いいえ」ということはなかったそうです。
テキスタイルの概念を超えた豊かな顔ぶれの糸を交差し、
独自の織り方でそのイメージを超える斬新で大胆な
ツイードを生み出したマリア・ケントは、
瞬く間にフランスが誇るテキスタイル職人として名を馳せました。
未経験で無知が「最高の武器」に

織り機を購入したアンティークショップの主人から教わったのは「この糸はこの方向に掛け、
別の糸はこの方向に掛ける。
あとは交差させるだけ」という
最低限の操作方法。
それ以上のことを学ぶ術はなく、
未経験で知識も皆無。
彼女が唯一持っていたのは、
ユニークな想像力とハートの強さ。
小さな部屋に対して
大きすぎる織り機と向き合い、
先入観に捉われることなく、
閃きのままに手を動かし、
生地作りをスタート。

どんなオーダーにも
「いいえ」と言わなかった


織り上がった作品を、
いきなりパリのトップメゾンへと
持ち込んだマリア・ケント。
無謀とも思われる挑戦ながら、その稀な才能を見出され狭き門を見事に通過。
次々と出される難解なオーダーにも決して
「いいえ」ということはなかったそうです。
テキスタイルの概念を超えた
豊かな顔ぶれの糸を交差し、
独自の織り方でそのイメージを超える
斬新で大胆な
ツイードを生み出したマリア・ケントは、
瞬く間にフランスが誇る
テキスタイル職人として
名を馳せました。

「こだわらないことが、こだわりです」

マリア・ケントがなき今も、そのマインドは継承されています。
『MALHIA KENT』社が、ツイード生地を作るうえで最も重要とするのが糸選び、糸製作。
そのこだわりを伺うと「こだわりは、こだわらないこと。素材を特別視しないことです」との回答が。
また、“生地は生き物です、彼らの声を聞いてください”
という言葉を残しています。
その言葉は糸とともに紡がれ、現在『MALHIA KENT』社では毎シーズン2000から2500ものバリエーションを製作。
それぞれの想いの数だけ、アイデアは尽きることがありません。
「マリア・ケントの教えの通りにイメージを決めつけず、
まずトライすることを大切にしています。ふとした偶然が、必然になる。
それが、私たちがツイード作りに魅了される所以です」
マリア・ケントがなき今も、
そのマインドは継承されています。
『MALHIA KENT』社が、ツイード生地を作るうえで最も重要とするのが糸選び、糸製作。
そのこだわりを伺うと
「こだわりは、こだわらないこと。
素材を特別視しないことです」との回答が。
また、“生地は生き物です、
彼らの声を聞いてください”
という言葉を残しています。
その言葉は糸とともに紡がれ、
現在『MALHIA KENT』社では
毎シーズン2000から2500ものバリエーションを製作。
それぞれの想いの数だけ、
アイデアは尽きることがありません。
「マリア・ケントの教えの通りにイメージを決めつけず、まずトライすることを大切にしています。ふとした偶然が、必然になる。それが、私たちがツイード作りに魅了される所以です」






ANAYIとMALHIA KENT、紡ぎあう感性

ANAYIとのファーストコラボレーションは、
2013年秋冬コレクション。
「パリのショールームで初めて顔を合わせ、
特別なオーダーについてのミーティングをしました。
私たちはそのひとときで、感性を共有することができた。
それは素晴らしい出会いとして記憶されています」。

エレガントでフェミニン。
ANAYIの世界観のなかにありながら、
様々な色&表情の糸が交差する『MALHIA KENT』のツイードは、
纏う人によって映り方が変わるような魅力を秘めています。
「ツイードは、女性をエレガントにパワフルに見せる魔法の生地なのです」。
ANAYIのコレクションに欠かすことのできない、テキスタイルの理由です。
ANAYIとのファーストコラボレーションは、
2013年秋冬コレクション。
「パリのショールームで初めて顔を合わせ、
特別なオーダーについてのミーティングをしました。私たちはそのひとときで、感性を共有することができた。それは素晴らしい出会いとして記憶されています」。

エレガントでフェミニン。
ANAYIの世界観のなかにありながら、
様々な色&表情の糸が交差する『MALHIA KENT』のツイードは、
纏う人によって映り方が変わるような魅力
を秘めています。
「ツイードは、女性をエレガントにパワフルに見せる魔法の生地なのです」。
ANAYIのコレクションに欠かすことのできない、テキスタイルの理由です。

NEW COLLECTION
2023 SPRING&SUMMER

LOOK





Text / Hiromi Sakurai
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