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モデル・美容研究家の有村実樹さんと考える肌とエレガンスの素敵な関係
2023.06.16


PEOPLE WITH ESSENCE OF ELEGANCE PEOPLE WITH ESSENCE OF ELEGANCE
有村実樹さんと考える
肌とエレガンスの
素敵な関係

自然な艶がある、顔色が明るい。
はつらつとした肌は、内面の健やかさや丁寧なライフスタイルを感じさせる
大人になるほどに大切にしたい、
エイジングに捉われない“エレガンスの本質”。

10代からモデルとして活躍、現在は美容研究家としても活躍する有村実樹さん。
撮影現場だけでなく、オンラインミーティングの画面からもはっきりと伝わる、
有村さんの“元気な肌力”。



自分好みの1枚が選べないからこそ
気づいた“肌力の大切さ”


「肌力の大切さを実感したのは、モデルになったばかりの頃。
モデルふたり並んでのシューティングだったのですが、
写真を見るとそれぞれに肌の映り方が全然違う。
一方が色白ではないのに格段に肌が明るく、艶があるように見えたんです。
メークの方に聞くと、使っているファンデーションの色や仕上げは同じ。
フォトグラファーが教えてくれたのは
“同じメークでも、肌のキメによって光を反射するかしないかの変化がでる”ということ。
モデル撮影の仕事は、自分都合で写真を選んだり加工をすることができない。
自身の肌力を上げようと思った、大きなきっかけです」

さらに有村さんを美容の道へと誘ったのが、自身が経験した肌トラブル。
日々のスキンケアや体調管理など、自分のコンディションを注視したセルフケアに重きを置く、
現在の美容法につながったといいます。
自然な艶がある、顔色が明るい。
はつらつとした肌は、内面の健やかさや丁寧な
ライフスタイルを感じさせる
大人になるほどに大切にしたい、
エイジングに捉われない“エレガンスの本質”。


10代からモデルとして活躍、
現在は美容研究家としても
活躍する有村実樹さん。
撮影現場だけでなく、
オンラインミーティングの画面からも
はっきりと伝わる、
有村さんの“元気な肌力”。


自分好みの1枚が選べないからこそ
気づいた“肌力の大切さ”

「肌力の大切さを実感したのは、
モデルになったばかりの頃。
モデルふたり並んでのシューティング
だったのですが、写真を見ると
それぞれに肌の映り方が全然違う。
一方が色白ではないのに格段に
肌が明るく、艶があるように見えたんです。
メークの方に聞くと、使っている
ファンデーションの色や仕上げは同じ。
フォトグラファーが教えてくれたのは
“同じメークでも、肌のキメによって
光を反射するかしないかの変化がでる”
ということ。
モデル撮影の仕事は、自分都合で
写真を選んだり加工をすることができない。
自身の肌力を上げようと思った、
大きなきっかけです」

さらに有村さんを美容の道へと誘ったのが、
自身が経験した肌トラブル。
日々のスキンケアや体調管理など、
自分のコンディションを注視した
セルフケアに重きを置く、
現在の美容法につながったといいます。

今につながる美容の原動力

「20代前半、モデルのお仕事がピークに忙しかった頃にものすごい肌荒れを経験しました。
湿疹と顔の腫れがひどく、仕事も休まなければならないほどでした。
当時は、5時間睡眠が当たり前。まだ若いし体力もあると過信して、
多忙なスケジュールで体と心に負荷がかかっていることに気づくことができなかった。
頑張りたい気持ちと身体のすれ違いが、危険信号として肌に表れてしまったんだと思います。
病院では解決することができず、自分の体調や生活を見直すことで何とか改善。
肌荒れの最中はすごく悩み、辛かったですが、若い頃にセルフケアの重要さに気づけたことは大きな成果でした。
きれいになりたいよりも“あんな想いは二度としたくない!”が、今の私の美容の原動力。
強い人間ではないので、自分を守るための知恵と経験はこれからも積んでいきたいと思っています」

「20代前半、モデルのお仕事がピークに
忙しかった頃にものすごい肌荒れを
経験しました。
湿疹と顔の腫れがひどく、
仕事も休まなければならないほどでした。
当時は、5時間睡眠が当たり前。
まだ若いし体力もあると過信して、
多忙なスケジュールで体と心に
負荷がかかっていることに
気づくことができなかった。
頑張りたい気持ちと身体のすれ違いが、
危険信号として肌に表れてしまったんだ
と思います。

病院では解決することができず、
自分の体調や生活を見直すことで何とか改善。
肌荒れの最中はすごく悩み、辛かったですが、
若い頃にセルフケアの重要さに
気づけたことは大きな成果でした。
きれいになりたいよりも
“あんな想いは二度としたくない!”が、
今の私の美容の原動力。

強い人間ではないので、
自分を守るための知恵と経験はこれからも積んでいきたいと思っています」

印象がパッと変わる
“リップ”の話


インスタグラムにアップされる、メーク動画も人気の有村さん。
ようやくマスクから解放され、メークアップの楽しみが復活した今。
簡単に、それでも印象が変わる
有村さんが見つけた大人のための“リップテクニック”

「年齢を重ねるほどに笑顔を作る筋肉も衰え、唇もお肉なので少しずつ痩せていく。
口角が下がっていたり、輪郭がぼやけた口元は、疲れや加齢を感じさせるもの。
リップラインをきちんと引いて“唇の場所と輪郭”を明確にしてあげることが、
大人のメークアップの大事なポイント。
特に下唇のラインをしっかりめに引くと、口角がキュッと上がりはつらつとした印象に。
リップラインを引いても何となく物足りなさを感じたら、
リップを一段濃い色に変えるタイミングかもしれません」
インスタグラムにアップされる、
メーク動画も人気の有村さん。
ようやくマスクから解放され、
メークアップの楽しみが復活した今。
簡単に、それでも印象が変わる
有村さんが見つけた
大人のための“リップテクニック”

「年齢を重ねるほどに笑顔を作る筋肉も衰え、
唇もお肉なので少しずつ痩せていく。
口角が下がっていたり、輪郭がぼやけた
口元は、疲れや加齢を感じさせるもの。
リップラインをきちんと引いて
“唇の場所と輪郭”を明確にしてあげることが、
大人のメークアップの大事なポイント。
特に下唇のラインをしっかりめに引くと、
口角がキュッと上がりはつらつとした印象に。
リップラインを引いても何となく
物足りなさを感じたら、リップを一段濃い色に
変えるタイミングかもしれません」

色々と試して、反応を確認
“自分の体と上手に付き合うコツ”

1歳の男の子のママでもある、有村さん。
自分時間を作るのがむずかしいなか、美肌を保つための“スキンケアの秘訣”を教えていただきました。


「出産してしばらくは余裕がなく、オールインワン1本で済ませるような最低限のケアしかできませんでした。
妊娠、出産のホルモンバランスの影響もあり、肌の調子はどんどん下り坂に。
大人ニキビもできるようになり、今は忙しいながらもより丁寧なスキンケアを実践しています。
朝はメークをするので軽めですが、夜は美容液やアイクリームを取り入れたフルステップ。
朝晩にニキビ用の拭き取り化粧水を追加したらきちんと効果があって、
誰かに気づかれる手前の状態でニキビが治るようになりました。
産後にホルモンバランスや自律神経が崩れることを予想していたので、妊娠中に植物療法士の資格を取得。
ハーブの力にも、すごく助けられています。
体調や心、肌の状態に応じていいものを積極的に試して結果を確認すると、
自分の体と上手に付き合うコツが少しずつ掴めてくる気がします」
色々と試して、反応を確認
“自分の体と上手に付き合うコツ”

1歳の男の子のママでもある、有村さん。
自分時間を作るのがむずかしいなか、
美肌を保つための“スキンケアの秘訣”
を教えていただきました。


「出産してしばらくは余裕がなく、
オールインワン1本で済ませるような
最低限のケアしかできませんでした。
妊娠、出産のホルモンバランスの影響もあり、
肌の調子はどんどん下り坂に。
大人ニキビもできるようになり、
今は忙しいながらも、
より丁寧なスキンケアを実践しています。
朝はメークをするので軽めですが、
夜は美容液やアイクリームを
取り入れたフルステップ。
朝晩にニキビ用の拭き取り化粧水を
追加したらきちんと効果があって、
誰かに気づかれる手前の状態で
ニキビが治るようになりました。
産後にホルモンバランスや自律神経が
崩れることを予想していたので、
妊娠中に植物療法士の資格を取得。
ハーブの力にも、すごく助けられています。
体調や心、肌の状態に応じていいものを
積極的に試して結果を確認すると、
自分の体と上手に付き合うコツが
少しずつ掴めてくる気がします」


自分が心地いい状態を知ると
日常に“我慢”がなくなる


女性の体は、日々の生活だけでなく、
ライフステージの変化によるホルモンバランスの揺らぎの
影響も受けやすい。その揺らぎを無視せず、感じ取り、
きちんと向き合うことが“セルフケアの基本”と有村さん。

「一度荒れてしまった肌は、修復までにすごく時間がかかる。
荒れる手前で止められるようなセルフケアを心がけています。
日常のなかに何か原因となるものがないかを探したり、
肌の不調に応じてメンテナンスを変えてみたり。
例えば好きな食べ物を振り返り、過多になっていないかをチェック。
甘いもの、塩辛いもの、お酒……。

好きなものはそれぞれだと思いますが、
3日ほど完全に摂るのをやめて肌の変化を確認。
肌色が明るくなった、むくみが取れた、
吹き出物が減ったなどの改善が見られたら、
やはり余分に摂取していたということ。
知らず知らずに依存していることがあるので、
タイミングを見てリセットすることは大事だなと感じています。

何となく食べちゃうことが習慣になってきたら、
リセットのタイミング。
ジュースクレンズのプチ断食はやっぱりいいなと感じていて、
鏡に映る自分がすっきり見えることはもちろん、
体に溜まっていた余計な水分に気付いたり、
味覚が冴えるような感覚を覚える。

気持ちのいい状態がわかると、好きなものを控えることも
プチ断食も、辛いことではなくなるんです」
女性の体は、日々の生活だけでなく、
ライフステージの変化によるホルモンバランスの
揺らぎの影響も受けやすい。
その揺らぎを無視せず、感じ取り、
きちんと向き合うことが
“セルフケアの基本”と有村さん。

「一度荒れてしまった肌は、修復までに
すごく時間がかかる。
荒れる手前で止められるような
セルフケアを心がけています。
日常のなかに何か原因となるものがないかを
探したり、肌の不調に応じてメンテナンスを
変えてみたり。例えば好きな食べ物を振り返り、
過多になっていないかをチェック。
甘いもの、塩辛いもの、お酒……。

好きなものはそれぞれだと思いますが、
3日ほど完全に摂るのをやめて肌の変化を確認。肌色が明るくなった、むくみが取れた、
吹き出物が減ったなどの改善が見られたら、
やはり余分に摂取していたということ。
知らず知らずに依存していることがあるので、
タイミングを見てリセットすることは大事だなと感じています。

何となく食べちゃうことが習慣になって
きたら、リセットのタイミング。
ジュースクレンズのプチ断食はやっぱりいいなと感じていて、鏡に映る自分が
すっきり見えることはもちろん、
体に溜まっていた余計な水分に気付いたり、
味覚が冴えるような感覚を覚える。

気持ちのいい状態がわかると、
好きなものを控えることもプチ断食も、
辛いことではなくなるんです」

ふと鏡に写った自分に自信が持てる
“ファッションの力”を改めて


ANAYIの服を身に纏い、ハッピーな笑顔を浮かべる有村さん。
改めて想う“ファッションの力”をお伺いしました。

「正直、子育て中の今は大好きなきれいめのファッションが
一番むずかしい。普段はTシャツ+デニムなどの
カジュアルスタイルが基本。
だからこそ、今日の撮影みたいにエレガントな服を纏うと感じるんです。
素敵な服は自信をくれるんだって。

ANAYIはとにかく着心地が良くて、
袖を通した瞬間に生地や縫製の良さが伝わります。
動いている様もきれいに見えるから、ふとショーウィンドウに映った
自分の姿に“意外といいじゃん”って前向きなパワーをもらえる。
お洒落を制限されたことで気づけた、お洒落のパワー。

今回着させていただいたベージュのワンピースは、
メリハリのあるボディラインを演出してくれるのに
締め付け感がなくストレスフリー。自信もくれるし、快適。
スニーカーにも似合いそうなので、今の私の日常にも活躍しそうです」
ANAYIの服を身に纏い、
ハッピーな笑顔を浮かべる有村さん。
改めて想う“ファッションの力”を
お伺いしました。

「正直、子育て中の今は大好きな
きれいめのファッションが一番むずかしい。
普段はTシャツ+デニムなどの
カジュアルスタイルが基本。
だからこそ、今日の撮影みたいに
エレガントな服を纏うと感じるんです。
素敵な服は自信をくれるんだって。

ANAYIはとにかく着心地が良くて、袖を通した
瞬間に生地や縫製の良さが伝わります。
動いている様もきれいに見えるから、
ふとショーウィンドウに映った
自分の姿に“意外といいじゃん”って
前向きなパワーをもらえる。
お洒落を制限されたことで気づけた、
お洒落のパワー。

今回着させていただいたベージュの
ワンピースは、メリハリのあるボディラインを
演出してくれるのに締め付け感がなく
ストレスフリー。自信もくれるし、快適。
スニーカーにも似合いそうなので、
今の私の日常にも活躍しそうです」

 

自分に振り回されない余裕と冷静さ
有村さんが憧れるエレガンス


背筋がピンと伸びた美しい立ち姿、穏やかな語り口、丁寧な仕草。
最後は、忙しい毎日の中でもエレガンスを忘れない有村さんが考える“エレガントなひと”について。

「自分に振り回されない人。日常はどうしたって思い通りにいかないことがある。
バタバタしてしまったり、イライラしたり。
その感情に振り回されず、落ち着いて対処できる人に大人の余裕とエレガンスを感じます。
自分の状況分析ができないと良くない感情に振り回されてしまい、
周囲にきつく当たってしまったり、事態が好転することは滅多にない。
人は脳に騙されていることも多いそうで、
防衛本能から脳が状況を大げさにキャッチしていることもあるみたいなんです。

“これって、そこまで大変なこと?”と
一旦、頭と心を切り離して考える。

その余裕が持てたら思考や立居振る舞いにも、少しずつ上品さが生まれるのかなと思います。
何事も気づきと実践、そして経験の積み重ね。
前向きなことには積極的であり続けたいです」
自分に振り回されない
余裕と冷静さ
有村さんが憧れるエレガンス

 背筋がピンと伸びた美しい立ち姿、
穏やかな語り口、丁寧な仕草。
最後は、忙しい毎日の中でも
エレガンスを忘れない有村さんが考える
“エレガントなひと”について。

「自分に振り回されない人。
日常はどうしたって
思い通りにいかないことがある。
バタバタしてしまったり、イライラしたり。
その感情に振り回されず、
落ち着いて対処できる人に
大人の余裕とエレガンスを感じます。

自分の状況分析ができないと
良くない感情に振り回されてしまい、
周囲にきつく当たってしまったり、
事態が好転することは滅多にない。
人は脳に騙されていることも多いそうで、
防衛本能から脳が状況を大げさに
キャッチしていることもあるみたいなんです。

“これって、そこまで大変なこと?”と
一旦、頭と心を切り離して考える。

その余裕が持てたら思考や立居振る舞いにも、
少しずつ上品さが生まれるのかなと思います。

何事も気づきと実践、そして経験の積み重ね。
前向きなことには
積極的であり続けたいです」



Outfit



Miki Arimura
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Profile

有村実樹(ありむら・みき)
モデル・美容研究家

10代の頃からCMや数々のファッション誌のカバーを飾り
モデルとして活躍する一方、近年、美容研究家としても活動。
インスタグラム(@arimura_miki)ではメイクやスキンケアだけではなく、
植物療法士の資格を生かしてストレスケアの方法も好評発信中。

Instagram: @arimura_miki



モデル・美容研究家

10代の頃からCMや数々のファッション誌の
カバーを飾りモデルとして活躍する一方、
近年、美容研究家としても活動。
インスタグラム(@arimura_miki)では、
メイクやスキンケアだけではなく、植物療法士の資格を生かしてストレスケアの方法も
好評発信中。

Instagram: @arimura_miki


Photo / Jundai Watanabe
HairMake / MAKI
Interview & Text / Hiromi Sakurai
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