PEOPLE WITH ESSENCE OF ELEGANCE PEOPLE WITH ESSENCE OF ELEGANCEビューティークリエイター 吉川康雄さん魅力を最大値にする「メイクの価値観」 メイクアップは、もっと素敵な自分に出会うための可能性。チャームポイントを生かし、コンプレックスを隠すのがメイク上手？「メイクは自分と向き合うためのツール。その人の魅力を最大に引き出すのは、コンプレックスと捉えずに“個性として生かす”メイクです」と語るのは、ビューティクリエイターの吉川康雄さん。ニューヨークを拠点に活動する吉川さんは、世界各国のモード誌のカバー、セレブリティのメイクを数多く手がけ、2021年に立ち上げたメイクアップブランド“アンミックス”で日本のビューティシーンでも大きな注目を集めるトップアーティスト。メイクアップは、もっと素敵な自分に出会うための可能性。チャームポイントを生かし、コンプレックスを隠すのがメイク上手？「メイクは自分と向き合うためのツール。その人の魅力を最大に引き出すのは、コンプレックスと捉えずに“個性として生かす”メイクです」と語るのは、ビューティクリエイターの吉川康雄さん。ニューヨークを拠点に活動する吉川さんは、世界各国のモード誌のカバー、セレブリティのメイクを数多く手がけ、2021年に立ち上げたメイクアップブランド“アンミックス”で日本のビューティシーンでも大きな注目を集めるトップアーティスト。 「メイクアップには自信が湧く、気分が上がるというようなエンパワーメントの効果があると思います。その逆も然りで、僕がいろんな方をメイクしてきたなかですごく感じているのは、内面がメイクに与える作用。不安な感情とかがその人を魅力的に見せることはありますが、自己否定＝コンプレックスはそうは映らないんです。自分の顔にコンプレックスを持っていると、上手にメイクして修正するほどに自分らしさから離れていって、写真に映る自分がまるで別人のようになってしまうことも。そのギャップは自分を心地よくしてくれるでしょうか？そもそもコンプレックスは、自分で決めていること。誰かと比べて“このパーツが嫌だ”と思った途端、コンプレックスになってしまう。でも、どのパーツも生まれ持った個性で、ずっと付き合っていくもの。イヤと思ったまま付き合っていくのはつらいですよね。綺麗事ではなく、否定せずに肯定してあげることがメイクアップのスタート地点。僕がメイクをするときも、その人にしかないパーツをどう生かすかを最初に考えます。そこを追求していくほどに個性が磨かれる。それがまた魅力につながる。自分の個性と向き合うところがメイクアップの一番素晴らしい部分だと思います。誰でも個性を持って生まれ、歳を重ねていきますが“それをどう受け入れる？”という問いは全ての人への宿題なのでは？と思うのです。」「メイクアップには自信が湧く、気分が上がるというようなエンパワーメントの効果があると思います。その逆も然りで、僕がいろんな方をメイクしてきたなかですごく感じているのは、内面がメイクに与える作用。不安な感情とかがその人を魅力的に見せることはありますが、自己否定＝コンプレックスはそうは映らないんです。自分の顔にコンプレックスを持っていると、上手にメイクして修正するほどに自分らしさから離れていって、写真に映る自分がまるで別人のようになってしまうことも。そのギャップは自分を心地よくしてくれるでしょうか？そもそもコンプレックスは、自分で決めていること。誰かと比べて“このパーツが嫌だ”と思った途端、コンプレックスになってしまう。でも、どのパーツも生まれ持った個性で、ずっと付き合っていくもの。イヤと思ったまま付き合っていくのはつらいですよね。綺麗事ではなく、否定せずに肯定してあげることがメイクアップのスタート地点。僕がメイクをするときも、その人にしかないパーツをどう生かすかを最初に考えます。そこを追求していくほどに個性が磨かれる。それがまた魅力につながる。自分の個性と向き合うところがメイクアップの一番素晴らしい部分だと思います。誰でも個性を持って生まれ、歳を重ねていきますが、“それをどう受け入れる？”という問いは全ての人への 宿題なのでは？と思うのです。」 パウダリーからツヤ肌へ。時代を変えた、吉川さんのひらめき内側から溢れ出るような瑞々しさ、光のヴェールを纏ったような艶。今ではメイクアップのスタンダードとして浸透している“ツヤ肌メイク”は、人という生命の魅力にフォーカスする吉川さんから始まったムーブメント。「僕は、ツヤ肌メイクを1995年ごろにニューヨークで始めました。当時はパウダリーメイク一辺倒でツヤ＝テカリという解釈、撮影でも汗や皮脂でテカリが出たらすぐにパウダーでおさえるのが当たり前。でも、僕はその肌の質感にいつも違和感を覚えていたんです。例えば、昔の男女並んだスナップ写真。メイクをしていない男性はナチュラルに写っているのに、女性は顔がお面のように真っ白になっているのを見たことありませんか？あれはアンダーエクスポーズ（弱い光）でメイクの粉が写ってしまうからなんです。女性はせっかくきれいになるためにお化粧をしているのに、メイクの粉が二人におかしな違いを作り出してそれが写真に写ってしまう。“もしかしたら、メイク自体の考え方が根本的に違うのかもしれない”と思うように。あらためて人の肌を観察すると、汗や皮脂が乗っかった肌の質感って、絶妙な艶っぽさがあってモチモチとしていて、すごくキレイだなって。そこがツヤ肌メイクのインスピレーション。当時は誰もやっていなかったツヤ肌メイク、“このメイクはどうやったんだ！”と興奮して質問されながら撮影したのを覚えています。今はツヤ肌を作る方法はいろいろと提案されていますが、僕が撮影で使ってきたような肌トラブルをカバーしつつ、人肌に近い本当にキレイなツヤを出せるファンデーションはまだない。“アンミックス”で挑戦したいことのひとつです」パウダリーからツヤ肌へ。時代を変えた、吉川さんのひらめき 内側から溢れ出るような瑞々しさ、光のヴェールを纏ったような艶。今ではメイクアップのスタンダードとして浸透している“ツヤ肌メイク”は、人という生命の魅力にフォーカスする吉川さんから始まったムーブメント。「僕は、ツヤ肌メイクを1995年ごろにニューヨークで始めました。当時はパウダリーメイク一辺倒でツヤ＝テカリという解釈、撮影でも汗や皮脂でテカリが出たらすぐにパウダーでおさえるのが当たり前。でも、僕はその肌の質感にいつも違和感を覚えていたんです。例えば、昔の男女並んだスナップ写真。メイクをしていない男性はナチュラルに写っているのに、女性は顔がお面のように真っ白になっているのを見たことありませんか？あれはアンダーエクスポーズ（弱い光）でメイクの粉が写ってしまうからなんです。女性はせっかくきれいになるためにお化粧をしているのに、メイクの粉が二人におかしな違いを作り出してそれが写真に写ってしまう。“もしかしたら、メイク自体の考え方が根本的に違うのかもしれない”と思うように。あらためて人の肌を観察すると、汗や皮脂が乗っかった肌の質感って、絶妙な艶っぽさがあってモチモチとしていて、すごくキレイだなって。そこがツヤ肌メイクのインスピレーション。当時は誰もやっていなかったツヤ肌メイク、“このメイクはどうやったんだ！”と興奮して質問されながら撮影したのを覚えています。今はツヤ肌を作る方法はいろいろと提案されていますが、僕が撮影で使ってきたような肌トラブルをカバーしつつ、人肌に近い本当にキレイなツヤを出せるファンデーションはまだない。“アンミックス”で挑戦したいことのひとつです」 誰かの目線を気にすると魅力はボヤけてしまう 『VOGUE』誌を始め、世界のトップクリエイターとともにファッションの現場でも活躍。“スタイリストが考えるコーディネートに合わせてメイクを考えるのが楽しかった”と語る吉川さんに聞いてみたいのは、ファッションとメイクの関係性。「ファッションとメイクは、絶対に切り離すことのできない関係。でも、今の日本は美容好き、ファッション好きとセパレートしている傾向がありますよね。2000年ごろから誕生した美容専門誌の人気が影響しているのかもしれません。ニューヨークで撮影をするときは、テーマに合わせスタイリストが用意した衣装、撮影のコンセプト、それを着用するモデルを見て、どんなメイクをするかを考えます。衣装だけでも、メイクだけでも、モデルだけでも成立しない。お互いに作用しあって“素敵な人”を作っていく。 誰かの目線を気にすると魅力はボヤけてしまう『VOGUE』誌を始め、世界のトップクリエイターとともにファッションの現場でも活躍。“スタイリストが考えるコーディネートに合わせてメイクを考えるのが楽しかった”と語る吉川さんに聞いてみたいのは、ファッションとメイクの関係性。「ファッションとメイクは、絶対に切り離すことのできない関係。でも、今の日本は美容好き、ファッション好きとセパレートしている傾向がありますよね。2000年ごろから誕生した美容専門誌の人気が影響しているのかもしれません。ニューヨークで撮影をするときは、テーマに合わせスタイリストが用意した衣装、撮影のコンセプト、それを着用するモデルを見て、どんなメイクをするかを考えます。衣装だけでも、メイクだけでも、モデルだけでも成立しない。お互いに作用しあって“素敵な人”を作っていく。 日常のおしゃれも同じだと思います。メイクとファッション、セパレートしない価値観を大切にした方が、片方だけで頑張るよりも自然に自分を引き立てることができます。あとは、もっと自分に似合う、自分が好きという気持ちを優先して欲しい。日本には、誰に迷惑をかけるわけでもないのに“周囲に合わせること”を考えてしまうカルチャーがありますが、気を遣っても人の感じ方は様々で満足させる正解なんてありません。そんなことに縛られて自分らしさを押し込めていると、それこそどんどん自分がボヤけてしまうのではないでしょうか。自分を大切にする気持ちで“好き”を楽しむことをこわがらない。自由に楽しんでいる人を認めてあげる。そんなムードが広がると、もっといろんな魅力が開花するんじゃないかなって思います」 日常のおしゃれも同じだと思います。メイクとファッション、セパレートしない価値観を大切にした方が、片方だけで頑張るよりも自然に自分を引き立てることができます。あとは、もっと自分に似合う、自分が好きという気持ちを優先して欲しい。日本には、誰に迷惑をかけるわけでもないのに“周囲に合わせること”を考えてしまうカルチャーがありますが、気を遣っても人の感じ方は様々で満足させる正解なんてありません。そんなことに縛られて自分らしさを押し込めていると、それこそどんどん自分がボヤけてしまうのではないでしょうか。自分を大切にする気持ちで“好き”を楽しむことをこわがらない。自由に楽しんでいる人を認めてあげる。そんなムードが広がると、もっといろんな魅力が開花するんじゃないかなって思います」 まずは、素顔をじっくり見つめる。メイクを洗練させる秘訣今回、ANAYIのお洋服に合わせたメイクを提案してくださった吉川さん。ファッションに合わせたメイクアップ、そのポイントをお伺いしました。「赤いバッグだから赤リップ、パーティドレスならヘアメイクもゴージャスに。合わせすぎるのは、1980～90年代で終わった一昔前のテクニック。エレガントな印象のあるツイードもそうで、メイクまできちんと感を出したらトゥーマッチ。僕のおすすめの色合わせや簡単なポイントはメイクシートに解説を添えましたが、ファッションでもよくいう“抜く、はずす”ことが洗練のポイントになってきます。その匙加減がむずかしいという人が多そうですが、プロの僕でも最初からフルメイクをイメージするのは難しいので、そんな時によくやる方法を今回はご紹介します。“メイクを終えてから洋服を着て髪を仕上げる”なんて順番で進める人は多そうですが、迷っているときは、思い切って順番を変えてみませんか？素顔っぽくベースメイクを済ませたら、洋服を着て前髪や顔の周りのヘアーをいい感じに仕上げてみましょう。そして鏡の中の最高の表情の自分をチェック。もしかしたらそれだけでも結構いい感じかもしれませんが、その後、少しずつメイクを足し算したら全体とバランスが取れたいい感じが見つけ出しやすくなります。例えばお気に入りのリップをつけてみる。口紅の色調が少しくらい服と違っていても気にしないで。濃過ぎたら違和感が出たり、薄いとちょっと寂しかったりするのでちょうどいい濃さに調整します。前髪、服、唇の血色が決まったら頬の血色。“可愛くなりたい！”なんて、なりたい魅力を限定しないで、ただ淡くほんのり感じさせてみると、生き生きとした自分のムードが自然に湧き出てきます。ここまで来たら目元に必要なメイクのバランスも見えやすく、いつもの太いラインを細く自然に仕上げてマスカラをしっかりつけてみようとか、優しい血色を目元にも入れようとか、色々アイデアも湧いてきます。プロでもこんな感じで少しずつ合わせて想像を広げていくことが多いのです。そこに正解なんてありませんから、自分の目を信じてプロセスを楽しんでくださいね」 まずは、素顔をじっくり見つめる。メイクを洗練させる秘訣今回、ANAYIのお洋服に合わせたメイクを提案してくださった吉川さん。ファッションに合わせたメイクアップ、そのポイントをお伺いしました。「赤いバッグだから赤リップ、パーティドレスならヘアメイクもゴージャスに。合わせすぎるのは、1980～90年代で終わった一昔前のテクニック。エレガントな印象のあるツイードもそうで、メイクまできちんと感を出したらトゥーマッチ。僕オススメの色合わせや簡単なポイントはメイクシートに解説を添えましたが、ファッションでもよくいう“抜く、はずす”ことが洗練のポイントになってきます。その匙加減がむずかしいという人が多そうですが、プロの僕でも最初からフルメイクをイメージするのは難しいので、そんな時によくやる方法を今回はご紹介します。“メイクを終えてから洋服を着て髪を仕上げる”なんて順番で進める人は多そうですが、迷っているときは、思い切って順番を変えてみませんか？素顔っぽくベースメイクを済ませたら、洋服を着て前髪や顔の周りのヘアーをいい感じに仕上げてみましょう。そして鏡の中の最高の表情の自分をチェック。もしかしたらそれだけでも結構いい感じかもしれませんが、その後、少しずつメイクを足し算したら全体とバランスが取れたいい感じが見つけ出しやすくなります。例えばお気に入りのリップをつけてみる。口紅の色調が少しくらい服と違っていても気にしないで。濃過ぎたら違和感が出たり、薄いとちょっと寂しかったりするのでちょうどいい濃さに調整します。前髪、服、唇の血色が決まったら頬の血色。“可愛くなりたい！”なんて、なりたい魅力を限定しないで、ただ淡くほんのり感じさせてみると、生き生きとした自分のムードが自然に湧き出てきます。ここまで来たら目元に必要なメイクのバランスも見えやすく、いつもの太いラインを細く自然に仕上げてマスカラをしっかりつけてみようとか、優しい血色を目元にも入れようとか、色々アイデアも湧いてきます。プロでもこんな感じで少しずつ合わせて想像を広げていくことが多いのです。そこに正解なんてありませんから、自分の目を信じてプロセスを楽しんでくださいね」 Make Up IdeaMake Up Idea ― 01 ―Denim Like 「活動的な印象のおしゃれ着にはちょっと元気な色合いのメイクを選んでみました。生命感あふれる艶肌にちょっと儚げな血色感のブーゲンビリアを合わせたキャンバスに、あえてコントラストをつけるレッドリップで元気感を際立てます。アンミックスの『リップスティック 01 トマト』は付け心地の良い“極薄化粧膜”処方で、色が肌馴染みよく、赤が苦手な方にも使いやすく仕上げています。“透け感”と、発色の強さをバランスすることで、なじみよい化粧効果を楽しめます。濁りがない軽やかな赤い唇は生き生き感を際立てますので、春のこの時期に楽しんで欲しいです。目元にも優しい血色を感じる色を選びました。『アイリッドニュアンス 11 グアバ』を淡く瞼全体に広げてください。フェミニンでちょっと大人っぽい『アイリッドニュアンス 12 ダークハニー』で目のキワを強調して目力を調節します。もし強めの赤い唇が似合うようなら目元の色は控えめに。薄めのニュアンスレッドのリップなら少しだけ目力を強めてみてもいいでしょう。眉はダークな色を選びましたが、基本的に自分の顔にしっくりくる色で仕上げてください。」 ― 01 ―Denim Like「活動的な印象のおしゃれ着にはちょっと元気な色合いのメイクを選んでみました。生命感あふれる艶肌にちょっと儚げな血色感のブーゲンビリアを合わせたキャンバスに、あえてコントラストをつけるレッドリップで元気感を際立てます。アンミックスの『リップスティック 01 トマト』は付け心地の良い“極薄化粧膜”処方で、色が肌馴染みよく、赤が苦手な方にも使いやすく仕上げています。“透け感”と、発色の強さをバランスすることで、なじみよい化粧効果を楽しめます。濁りがない軽やかな赤い唇は生き生き感を際立てますので、春のこの時期に楽しんで欲しいです。目元にも優しい血色を感じる色を選びました。『アイリッドニュアンス 11 グアバ』を淡く瞼全体に広げてください。フェミニンでちょっと大人っぽい『アイリッドニュアンス 12 ダークハニー』で目のキワを強調して目力を調節します。もし強めの赤い唇が似合うようなら目元の色は控えめに。薄めのニュアンスレッドのリップなら少しだけ目力を強めてみてもいいでしょう。眉はダークな色を選びましたが、基本的に自分の顔にしっくりくる色で仕上げてください。」 【使用色】UNMIX フェイスグロウ 01 ブーゲンビリアUNMIX アイリッドニュアンス 11 グアバ・12 ダークハニーUNMIX アイラッシュライナー 05 チョコレートUNMIX グロッシーラッシュマスカラ 01 ブラックUNMIX リップスティック 01 トマトUNMIX アイブローペン 01 サイレントダーク 【使用色】UNMIX フェイスグロウ 01 ブーゲンビリアUNMIX アイリッドニュアンス11 グアバ・12 ダークハニーUNMIX アイラッシュライナー 05 チョコレートUNMIX グロッシーラッシュマスカラ01 ブラックUNMIX リップスティック 01 トマトUNMIX アイブローペン 01 サイレントダーク ― 02 ―Fluffy Tweed 「デリケートな色調で優しいムードのフラッフィーツイードには、淡いパステルをメイクに使って春のウキウキ感をさりげなくプラスしてみました。生き生きとした艶肌とブーゲンビリアの血色を合わせたキャンバスに合わせる唇には、あえて頬とは色違いの淡い血色カラーの『モイスチャーリップスティックグロウ 09 ピーチ』が素敵だと思います。パステル調の青みピンクの頬とピーチピンクの唇を合わせると、そこに春を感じます。この組み合わせは一見難しく見えますが、アンミックスは色が顔に馴染むように透け感にこだわって作っていて、多くの人がこなせると思いますので是非トライしてみてください。この色合わせが、このメイクのポイントですので、目元は軽やかにして全体の透明感を大切に仕上げましょう。ライトカラーは『アイリッドニュアンス 02 オレンジベージュ』で影色は『アイシャドーペン 02 コーヒービーン』。自然で優しい印象の目元に、まつ毛はちょっと控えめに見えるブラウン系が全体を和らげた雰囲気にしてくれます。『アイラッシュライナー 03 セーブル』で自然にまつ毛を強調して目元をアピールしましょう。眉は軽やかな色を選びましたが、基本的に自分の顔にしっくりくる色で仕上げてください。」 ― 02 ―Fluffy Tweed「デリケートな色調で優しいムードのフラッフィーツイードには、淡いパステルをメイクに使って春のウキウキ感をさりげなくプラスしてみました。生き生きとした艶肌とブーゲンビリアの血色を合わせたキャンバスに合わせる唇には、あえて頬とは色違いの淡い血色カラーの『モイスチャーリップスティックグロウ09 ピーチ』が素敵だと思います。パステル調の青みピンクの頬とピーチピンクの唇を合わせると、そこに春を感じます。この組み合わせは一見難しく見えますが、アンミックスは色が顔に馴染むように透け感にこだわって作っていて、多くの人がこなせると思いますので是非トライしてみてください。この色合わせが、このメイクのポイントですので、目元は軽やかにして全体の透明感を大切に仕上げましょう。ライトカラーは『アイリッドニュアンス 02 オレンジベージュ』で影色は『アイシャドーペン02 コーヒービーン』。自然で優しい印象の目元に、まつ毛はちょっと控えめに見えるブラウン系が全体を和らげた雰囲気にしてくれます。『アイラッシュライナー 03 セーブル』で自然にまつ毛を強調して目元をアピールしましょう。眉は軽やかな色を選びましたが、基本的に自分の顔にしっくりくる色で仕上げてください。」 【使用色】UNMIX フェイスグロウ 01 ブーゲンビリアUNMIX アイリッドニュアンス 02 オレンジベージュUNMIX アイシャドーペン 02 コーヒービーンUNMIX アイラッシュライナー 03 セーブルUNMIX グロッシーラッシュマスカラ 02 ナチュラルブラウンUNMIX モイスチャーリップスティックグロウ 09 ピーチUNMIX アイブローペン 02 サイレントライト 【使用色】UNMIX フェイスグロウ 01 ブーゲンビリアUNMIX アイリッドニュアンス02 オレンジベージュUNMIX アイシャドーペン 02 コーヒービーンUNMIX アイラッシュライナー 03 セーブルUNMIX グロッシーラッシュマスカラ02 ナチュラルブラウンUNMIX モイスチャーリップスティックグロウ09 ピーチUNMIX アイブローペン 02 サイレントライト ― 03 ―Fancy Tweed 「ファンシーツイードは、早春の透明感を感じるような青みとほんのりと暖かさを感じるピンクが混ざった印象の素材ですので、唇にもブーゲンビリアと同系色の淡く爽やかな血色リップの『モイスチャーリップスティックグロウ 08 ピュアピンク』を合わせることで、ツイードの存在感を強調します。目元には暖かい日差しのニュアンスを感じさせる輝きを持った『アイリッドニュアンス 09 トパーズ』。透明感があって、光の中で優しく煌めく目元は、早春の軽やかさに暖かさをプラスしてくれます。目元に必要な影色を足すならちょっとフェミニンな『アイリッドニュアンス 08 ブラウンシュガー』がおすすめです。この二つで軽やかで優しい目元が仕上がります。目線をもう少し強めたいなら、影色のベースカラーとして『アイシャドーペン 03 ダークスター』を仕込むといいでしょう。まつ毛には、黒かダークブラウンのマスカラ。UNMIXのマスカラは、濡れた黒髪のようなまつげに仕上がるのでおすすめです。頬と唇は淡くピュア感を出しつつ、目元は色自体は透明感を優先、まつ毛を強調してちょっと印象を強めるイメージで。眉は軽やかな色を選びましたが、基本的に自分の顔にしっくりくる色で仕上げてください。」 ― 03 ―Fancy Tweed「ファンシーツイードは、早春の透明感を感じるような青みとほんのりと暖かさを感じるピンクが混ざった印象の素材ですので、唇にもブーゲンビリアと同系色の淡く爽やかな血色リップの『モイスチャーリップスティックグロウ08 ピュアピンク』を合わせることで、ツイードの存在感を強調します。目元には暖かい日差しのニュアンスを感じさせる輝きを持った『アイリッドニュアンス 09 トパーズ』。透明感があって、光の中で優しく煌めく目元は、早春の軽やかさに暖かさをプラスしてくれます。目元に必要な影色を足すならちょっとフェミニンな『アイリッドニュアンス 08 ブラウンシュガー』がおすすめです。この二つで軽やかで優しい目元が仕上がります。目線をもう少し強めたいなら、影色のベースカラーとして『アイシャドーペン 03 ダークスター』を仕込むといいでしょう。まつ毛には、黒かダークブラウンのマスカラ。UNMIXのマスカラは、濡れた黒髪のようなまつげに仕上がるのでおすすめです。頬と唇は淡くピュア感を出しつつ、目元は色自体は透明感を優先、まつ毛を強調してちょっと印象を強めるイメージで。眉は軽やかな色を選びましたが、基本的に自分の顔にしっくりくる色で仕上げてください。」 【使用色】UNMIX フェイスグロウ 01 ブーゲンビリアUNMIX アイリッドニュアンス 09 トパーズ・08 ブラウンシュガーUNMIX アイシャドーペン 03 ダークスターUNMIX アイラッシュライナー 01 ソフトブラックUNMIX グロッシーラッシュマスカラ 01 ブラックUNMIX モイスチャーリップスティックグロウ 08 ピュアピンクUNMIX アイブローペン 02 サイレントライト 【使用色】UNMIX フェイスグロウ 01 ブーゲンビリアUNMIX アイリッドニュアンス 09 トパーズ08 ブラウンシュガーUNMIX アイシャドーペン 03 ダークスターUNMIX アイラッシュライナー01 ソフトブラックUNMIX グロッシーラッシュマスカラ01 ブラックUNMIX モイスチャーリップスティックグロウ08 ピュアピンクUNMIX アイブローペン 02 サイレントライト 自分が納得する生き方をする。その覚悟や充実感がメイク以上に人を美しく見せてくれる世界各国の美しい人に触れ、メイクアップによってその魅力を創造してきた吉川さん。そんな吉川さんが考える、エレガントな人。「僕は小さい頃、自分の容姿にコンプレックスばかり持っていたんです。ところがメイクの仕事を始めてから、容姿に不満がなくなった。いろんな素敵な人たちと仕事で出会っているうちに、自分の個性を肯定することで魅力が発揮されることに気付いたからなんですよね。みんな違っていて当たり前で、僕も違っていていいんだって思ったんです。誰かに憧れるのは素敵な気持ちですが、自分の個性を消して近づこうとするのはエレガントではないのかな。生まれ持った容姿を個性として受け止めることができたとしても、それも年齢とともに変化します。時代も移り変わって価値観も変わってしまうかもしれません。そういう変化や意味を受け止めつつも、その人らしく生きているって素敵だなと思うんです。 世界各国の美しい人に触れ、メイクアップによってその魅力を創造してきた吉川さん。そんな吉川さんが考える、エレガントな人。「僕は小さい頃、自分の容姿にコンプレックスばかり持っていたんです。ところがメイクの仕事を始めてから、容姿に不満がなくなった。いろんな素敵な人たちと仕事で出会っているうちに、自分の個性を肯定することで魅力が発揮されることに気付いたからなんですよね。みんな違っていて当たり前で、僕も違っていていいんだって思ったんです。誰かに憧れるのは素敵な気持ちですが、自分の個性を消して近づこうとするのはエレガントではないのかな。生まれ持った容姿を個性として受け止めることができたとしても、それも年齢とともに変化します。時代も移り変わって価値観も変わってしまうかもしれません。そういう変化や意味を受け止めつつも、その人らしく生きているって素敵だなと思うんです。 偉業を成し遂げたとか、ドラマティックな人生とか、そういうことは全然関係なく、仕事でも趣味でも、子育てでも自分のなかで幸せを感じられるってかっこいいし、魅力的。そんな人の内から溢れるオーラは、誰でも簡単に持てるものではなく、自分を見つめて受け入れることと深くつながっているのだと思います。そしてそれは、メイクを何倍にも良く見せてくれるんです」 偉業を成し遂げたとか、ドラマティックな人生とか、そういうことは全然関係なく、仕事でも趣味でも、子育てでも自分のなかで幸せを感じられるってかっこいいし、魅力的。そんな人の内から溢れるオーラは、誰でも簡単に持てるものではなく、自分を見つめて受け入れることと深くつながっているのだと思います。そしてそれは、メイクを何倍にも良く見せてくれるんです」 Profile 吉川 康雄（Yasuo Yoshikawa）UNMIXビューティークリエイター1959年、新潟県生まれ。1983年より東京でメイクアップアーティストとして活動をはじめる。ファッション誌や広告制作で10年以上活躍後、1995年に渡米。半年後、VOGUEの撮影に急遽代役として呼ばれ、その後のキャリアを決定づけるファッションエディター、トップフォトグラファーと出会う。各国のモード誌のカバーを含むファッション撮影、広告、コレクション、セレブリティのポートレートなど幅広く活躍。その人だけがもつ無二の魅力を引き出す、ビューティー哲学は多くの支持を集める。自身のブランド「UNMIX」を立ち上げ、ビューティークリエイターとして活躍中。著書に「うまれつき美人に見せる」（ダイヤモンド社）、「褒められて嬉しくなるキレイの引き出し方」（宝島社）、「いくつになってもキレイ！になれる」（世界文化社）などがある。Instagram : @yasuoyoshikawa UNMIXビューティークリエイター1959年、新潟県生まれ。1983年より東京でメイクアップアーティストとして活動をはじめる。ファッション誌や広告制作で10年以上活躍後、1995年に渡米。半年後、VOGUEの撮影に急遽代役として呼ばれ、その後のキャリアを決定づけるファッションエディター、トップフォトグラファーと出会う。各国のモード誌のカバーを含むファッション撮影、広告、コレクション、セレブリティのポートレートなど幅広く活躍。その人だけがもつ無二の魅力を引き出す、ビューティー哲学は多くの支持を集める。自身のブランド「UNMIX」を立ち上げ、ビューティークリエイターとして活躍中。著書に「うまれつき美人に見せる」（ダイヤモンド社）、「褒められて嬉しくなるキレイの引き出し方」（宝島社）、「いくつになってもキレイ！になれる」（世界文化社）などがある。Instagram : @yasuoyoshikawa UNMIXUNMIXは“混じり気のない”ということ。「生まれ持ったピュアな魅力を感じて欲しい。」吉川の切なる思いからUNMIXは生まれました。美容は自らに触れる行為。だからこそ、そこには自身への思いが現れます。「きれいなメイク」ではなく、「私ってきれい...」と思える喜びを感じてもらいたい。色や質感だけでなく、透明感、化粧膜の厚さにUNMIXは強くこだわるのです。自分を大切に、心から愛せるように。あなた自身を愛するためのプロダクトです。SITE : https://unmixbeauty.com/Instagram : @unmixbeautyX : @unmixbeautyPhoto : Mikako Koyama / Yasuo YoshikawaInterview & Text : Hiromi Sakurai UNMIXUNMIXは“混じり気のない”ということ。「生まれ持ったピュアな魅力を感じて欲しい。」吉川の切なる思いからUNMIXは生まれました。美容は自らに触れる行為。だからこそ、そこには自身への思いが現れます。「きれいなメイク」ではなく、「私ってきれい...」と思える喜びを感じてもらいたい。色や質感だけでなく、透明感、化粧膜の厚さにUNMIXは強くこだわるのです。自分を大切に、心から愛せるように。あなた自身を愛するためのプロダクトです。SITE : https://unmixbeauty.com/Instagram : @unmixbeautyX : @unmixbeautyPhoto : Mikako Koyama / Yasuo YoshikawaInterview & Text : Hiromi Sakurai